初期研修医の声

内分泌グループでは初期研修医の先生方を積極的に受け入れています。

 内分泌グループならではの初期研修医の仕事として、内分泌負荷試験のライン確保があります。これは、単なる末梢静脈路確保にとどまらず、点滴を組んだり、三方活栓の使い方を学んだり、輸液ポンプの操作方法を覚えたり、など、通常の初期研修プログラムでは意外と経験しない手技を30-50件/月程度行っていただきます。
 その他は他科ローテートと概ね同様に、新入院のプレゼンテーション、カルテ記載、回診参加、指示出しなどを行っていただきます。
 これらをベースとして、朝夕回診前にはスタッフ医師と一緒に必ず30分程度、回診前カンファレンスを行い、検査結果や治療方針をスタッフ医師と共有します。
 また、毎週のグループミーティングでは、検査結果未着で退院した入院症例の検査結果や治療方針を確認し、入院診療ではカバーしきれなかった部分を共有します。日中や夜間の連絡体制も完備されており、随時簡単に連絡が取り合えるようなシステムを構築しています。
 これから内分泌グループをローテートされる皆さん、今までの初期研修医の声を以下に記載しますので、ぜひ心配なさらずにローテートしてください。そして内分泌診療の面白さに触れてください。お待ちしております。

2020年

2020年11月
鬼怒川博孝 先生(1年目) 鬼怒川博孝

 点滴の組み方、三方活栓の使い方など基礎から始まり輸液の考え方、γ計算、血糖管理、血圧管理、脂質異常症や骨粗鬆症、敗血症性ショックの対応、内分泌疾患の数々の経験など1ヶ月の間に数え切れないほどの経験をさせていただきました。
 人数が少ないため先生方は大変お忙しい時期でしたが、この時期に研修医1人で関わらせていただいたこと自体が大変幸運であったと考えております。
 腎グループには移りましたが、内分泌で心残りの症例を含め残り1ヶ月で多くのことを経験し吸収していきたい所存です。
 残り数週間是非ともよろしくお願いいたします。

 

2020年10月
阿部未玲 先生(1年目) 阿部未玲

 1ヶ月ご指導ありがとうございました!丁寧なご指導ほんとうにありがとうございました。勉強になりました!





 

2020年9月
堀川達雄 先生(2年目) 堀川達雄

 ありがとうございました。どうゆう所見や検査項目に気をつけるか、どうゆうタイミングでコンサルトするかなど、他科では学べない貴重な研修ができました。1カ月では足りないですが、今回の症例や実際に患者さんと会話した経験も自分なりに消化吸収して、今後も応用できるようにしていきます。来月も隣のグループにいるので引き続きよろしくお願いします。



 

2020年9月
吉山慶太 先生(2年目、仙台厚生病院より) 吉山慶太









 

2020年9月
小林良平 先生(1年目) 小林良平

 内分泌科の1ヶ月間、大変お世話になりました。様々な内分泌学的知識、病棟業務で先生方にはたくさん指導していただき、とても充実した研修をさせていただくことができました。今回内分泌科で学んだことを他の科でも生かしていきたいと思います。また今後もお世話になる機会があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


 

2020年8月
佐藤裕真 先生(1年目) 佐藤裕真

 1ヶ月間大変お世話になりました。誠にありがとうございました。手技面、内分泌学的知識、諸々の病棟業務などさまざまなことをご指導いただき、非常に中身の濃い1ヶ月となりました。研修を始めて数ヶ月経ちますが、このようにしっかりと教えていただけることは大変貴重な経験であると感じております。
 特に高橋先生には腎グループの頃から2ヶ月間たくさんのアドバイスをいただきまして、ありがとうございました。今後とも先生方のお世話になることが多々あると思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

 


2020年8月
荒木俊一 先生(1年目) 荒木俊一

 1カ月間という短い間ではありましたが、大変お世話になりました。自分は医師としても社会人としてもまだまだ未熟で、先生方には大変ご迷惑をおかけしました。先生方にはその都度助けていただいて、本当に感謝しております。この1カ月の経験をしっかり活かしてこの先の研修も頑張ります。本当にありがとうございました。今後ともお世話になる事があるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします


 

2020年7月
高俊弘 先生(1年目)

 1か月間大変お世話になりました。ここで内分泌科ならでは経験できない症例や疾患を勉強させていただきました。
 佐藤先生、森本先生、尾股先生、小野先生、ありがとうございました。疾患以外の興味深い知識とお話大変勉強になりました。
 大黒先生、金先生は具体的臨床対応、指示や変更の根拠、そして操作のテクニックやコツそして貴重な試す機会を与えてくれて本当にありがとうございました。
 正古先生は朝早く来られない私の分まで負荷試験などの処置と忙しい時よく助けてありがとうございました。
 私の個人的家庭のことで朝早く来られなく、夕方早目に帰るざる事情を優しい先生方がよく理解し配慮してくださってありがとうございました。子育てしながら研修する私は本当に助かりました。皆様にいろいろご迷惑かけて本当に申し訳ありませんでした。
 来週から腎臓グループに移りますが、同じ西14階、そのあとで大学病院で研修続け、先生方々にお世話になることがたくさんあると思いますが、引き続きご指導ご鞭撻どうぞ宜しくお願い致します。1ヶ月間大変お世話になりました。ありがとうございます。

 

2020年6月
長谷山知奈未 先生(1年目)

 1カ月という短い間でしたが、先生方からたくさんのことを学ばさせていただきました。
 カルテの使い方という初歩的なところから、手技、各薬の特徴に応じた選択、各検査の解釈、ムンテラ等々、本当に勉強になりました。至らない点が多々ありましたが、丁寧にご指導いただきありがとうございました。
 6月からは腎グループでの研修となりますが、引き続き先生方からもご指導いただければと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

 

2020年6月
木村千尋 先生(1年目)

 

2020年5月
千葉菜々絵 先生(1年目)

 ご迷惑をたくさんおかけ致しました。海のように深い皆さまの寛大さに感謝しております。皆様どうかご自愛ください。大変お世話になりました。

 

2012年

鈴木舞 先生 鈴木舞

 東北大学病院初期研修医2年目の鈴木舞です。私は1年目の6月に内分泌グループで研修させていただきました。

 かけだしで何も分からず、失敗ばかりの毎日でしたが、内分泌グループの先生方が熱心に指導してくださり、とても楽しく、充実した研修をすごすことができました。経験した症例は、原発性アルドステロン症、重症のクッシング症候群、褐色細胞腫、汎下垂体機能低下症、先端巨大症、SIADHなど多岐にわたり、優秀で指導熱心な先生方と多くの症例がどちらも揃っているという、研修医にとっては夢のような場でした。そして、内分泌グループの先生方の、患者さんに対する柔和で誠実な姿勢や、その症例に対するたゆまぬ探究心がとても印象に残っており、今では私の目指すところとなっています。

 研修後も、院外のカンファレンスでの症例発表や学会発表の貴重な機会を与えていただき、本当に感謝しております。京都の学会では、森本先生のご指導のもと、素晴らしい賞をいただけたことはもちろんですが、みんなで白魚を必死にすくって食べたこともとてもいい思い出になりました。本当に色々とありがとうございました。

※追記
鈴木舞先生は、研修1年目に主治医として担当された興味深い症例を第109回日本内科学会総会サテライトシンポジウム「研修医、医学生の内科学会 2012 京都」 にて報告され、見事に、優秀演題賞を受賞されました。

 

2010年

松村美樹子 先生

 私は現在初期研修の二年目ですが、内分泌グループは研修の最初に回りました。医師として患者さんに接するのは初めてだったため、とても緊張していたことを思い出します。クッシング症候群、原発性アルドステロン症、先端巨大症、中枢性尿崩症など、他の病院では見ることの出来ないであろう様々な症例を経験させて頂きました。学生の頃は不勉強でしたが、実際に患者さんと関わり、自分で負荷試験をすると、その結果が大変気になるものです。毎朝のように朝七時に来て負荷試験をするのは大変でしたが、確定診断がついた時や、予想されていなかった別の内分泌疾患の合併が見つかった時、大変遣り甲斐を感じました。診断して手術をした後、評価をするところまで関わることが出来た患者さんもいますがホルモンの値は勿論、短期間で身体症状も目に見えて良くなっていて、内分泌臨床の愉しさを感じました。

 また、学会発表の機会も頂き、何回か発表することも出来ました。内分泌は大変専門的な分野で難しいというイメージがありましたが、先生方がとても親切に指導して下さり、充実した研修をすることが出来ました。

 

高橋友里恵 先生 高橋友里恵

 私は研修医の1年目の夏、内分泌グループにお世話になりました。学生の時から内分泌疾患に興味があったため疾患数、指導医の多さから東北大学病院での研修を選びました。実際は何も分からない状態で内分泌グループに飛び込んだわけですが、そこは知識の宝庫、充実の指導医の先生方のいらっしゃる場でした。東北大学病院の内分泌の特徴は症例数の多さ、そして何より丁寧に指導してくださる個性的かつユニークな先生たちが魅力です。研修医ではありましたが、※数回の学会発表をさせていただき貴重な経験をさせていただきました。

 現在は、腎・高血圧・内分泌科の大学院へ進学し先生方の指導を仰いでいます。わからないことだらけですが、先生方との臨床の場でのディスカッションはとても勉強になり楽しく働かせていただいています。様々な患者様、内分泌疾患に出会い経験を積める場でありこれからの経験を楽しみにしております。

※追記
高橋(旧姓:山田)友里恵先生は、研修1年目に主治医として担当された興味深い症例を第19回臨床内分泌代謝 Update にて報告され、見事に、優秀演題賞(初期研修医部門)を受賞されました。

 

田島結実 先生 田島結実

 腎・高血圧・内分泌科と血液免疫科はともに、旧第2内科であったつながりがあり、今でも大学院生はお互いの科をローテートする機会があります。そのご縁で、私も三ヶ月間、内分泌科の診療に携わらせて頂きました。短い期間ではありましたが、充実した時間を過ごす事ができたローテート期間を振り返ってみたいと思います。

 ローテート前には、診る機会の少なかった下垂体疾患、副腎疾患など症例が豊富であることにまず驚かされました。特に、全身性エリテマトーデスに合併した下垂体炎の症例を2例担当させて頂いたことは、貴重な経験になりました。※症例報告として論文にまとめる御指導も頂き、ほんとうに勉強になりました。

 また、ローテート期間中に国際アルドステロン学会が仙台で開催され、※※研究発表の場を与えて頂きました。臨床診療のみならず、基礎内分泌学研究にも熱心に取り組む先生方の姿勢に大変刺激を受けました。

 懇親会も度々催して頂き、とても居心地よく日々の診療に従事する事ができたように思います。 内分泌学は学ぶ事が多く仕事は充実していたものの、先生方の熱心かつ、きめ細かい丁寧な御指導により、気持ちよく過ごす事ができ、ほんとうに感謝しております。御指導ありがとうございました。

※追記
田島結実先生は、主治医として担当された興味深い症例を第21回間脳・下垂体・副腎系研究会にて発表され、その内容は ACTH related peptidesに掲載予定です。

※※追記
田島結実先生は、第14回国際内分泌学会議(ICE2010)のサテライトシンポジウムとして仙台で開催されたInternational Symposium for Aldosterone & Related Substances in Hypertension にて演題’The role of angiotensin II on human lymphocytes‘を発表され、見事にYIAを受賞されました。

 

宮澤恵実子 先生

 私は、腎・高血圧・内分泌科で後期研修をした際に、内分泌グループで多くの臨床経験をさせていただきました。内分泌グループで扱う症例は幅が広く、原発性アルドステロン症やクッシング症候群の他、比較的頻度の低い副腎皮質癌や Kallmann 症候群の患者さんも主治医として担当しました。初めての疾患や病態に遭遇した際に、どのように考え検査や治療の方針を立てていくのか、考えるトレーニングを十分にさせていただきました。というのも、毎週行われるグループミーティングは、全員でディスカッションし納得いくまで話し合います。時にヒートアップすることもありますが、研修医の意見も聞いてもらえとても勉強になる場でしたので、私はミーティングに参加するのを毎回楽しみにしていました。また、※内科地方会や内分泌学会など発表の場を数多く作っていただいたことも医師として成長させていただく良い機会となりました。内分泌グループで培った知識や技術、考える力が今後の医療活動に活きていくと確信すると同時に諸先生方に感謝しています。

※追記
宮澤恵実子先生は、主治医として担当された興味深い症例を第19回臨床内分泌代謝 Update にて発表され、その内容は優秀演題として同学会 proceeding(日本内分泌学会雑誌 第85巻 (Suppl))に掲載されました。


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