新着情報

新着情報は Facebook にも掲載しています
東北大学病院腎高血圧内分泌科内分泌グループ Facebook

医局説明会を開催いたします

2021年6月14日(月)18:00より、腎・高血圧・内分泌科、血液内科、リウマチ膠原病内科の合同医局説明会を、WEBにて開催いたします。
ご興味のある方は、メールにてご連絡ください。
腎・高血圧・内分泌科 長澤 将  tasuku.nagasawa.c4@tohoku.ac.jp


 

第94回日本内分泌学会学術総会にて発表を行いました

2021年4月22日~24日(オンデマンド配信は 5月30日まで)にWEB開催された第94回日本内分泌学会学術総会に参加、最新の研究成果を発表致しました。
以下、演題名と筆頭演者による発表内容のご紹介です。

発表演題名
佐藤文俊先生:アルドステロン産生腺腫の診断の進歩 ~アルドステロン測定法、
       AVS、サロゲートマーカー、病理診断の進歩~
手塚雄太先生:ACTH分泌条件に基づく原発性アルドステロン症の
       ステロイドプロファイリングの最適化

手塚雄太先生コメント
本学術総会では、ステロイドプロファイル解析による原発性アルドステロン症の診断法について、発表させていただきました。末梢血を用いるステロイドプロファイリングは低侵襲な診断法として注目されており、欧米では内分泌診療への応用方法について盛んに議論されています。今回は当院自験例を用いて、ミシガン大学で日本人でのステロイドプロファイルの診断能を確認しました。さらに、ステロイドプロファイル解析に最適な採血条件の検討し、ACTH負荷試験の有用性を明らかにしました。ステロイドプロファイル解析に基づく、原発性アルドステロン症診断プロセスの簡略化が期待されます。



 

新着論文

新着論文1報をご紹介致します。

新着論文
手塚雄太先生:Real-World Effectiveness of Mineralocorticoid Receptor Antagonists in Primary Aldosteronism

Front Endocrinol (Lausanne). 2021. eCollection. 625457.
PMID:33841329

手塚雄太先生コメント
鉱質コルチコイド受容体拮抗薬(MRB)は原発性アルドステロン症(PA)の「キードラッグ」ですが、その治療効果を最大限得るための治療指標として、レニン分泌の抑制解除は重要な所見です。本研究では、米国のミシガン大学診療データベースを使用して MRB 使用状況を調査し、MRB で治療された PA 症例の目標レニン値達成割合は43%であり、半数以上で MRB 治療後もレニン分泌の抑制がみられることを報告しました。低レニン性本態性高血圧症症例と比較しても目標達成割合は低く、アルドステロン自律分泌の重症度に応じた適切な MRB 内服量調整が必要である一方、MRB 関連副作用によって減薬または休薬を要した症例も少なくなく、PA 診療における薬物治療の今後の課題が明らかになりました。



 

第40回日本内分泌学会東北地方会にて発表を行いました

2021年4月10日にWEB開催された第40回日本内分泌学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。
以下、演題名と筆頭演者による発表内容のご紹介です。

手塚雄太先生:7年の経過により顕在化した原発性アルドステロン症の若年症例

手塚雄太先生コメント
今回の研究会では、7年にわたる外来フォローにより原発性アルドステロン症発症の自然経過を捉えることができた若年症例を報告しました。原発性アルドステロン症発症に関連する血清カリウムやレニン、アルドステロンの経時的変化は、これまで殆ど報告されておらず、本症例報告は原発性アルドステロン症の早期診断・治療の一助になることが期待されます。同時に、高血圧症診療における長期外来フォローアップの重要性を示唆する報告となりました。



 

新着論文

新着論文1報をご紹介致します。

新着論文
手塚雄太先生:Recent Development toward the Next Clinical Practice of Primary Aldosteronism: A Literature Review

Biomedicines. 2021 Mar 17;9(3):310.
PMID:33802814

手塚雄太先生コメント
原発性アルドステロン症(PA)診療は新規測定法や診断手法の確立に伴い、現在、変革期を迎えています。2020年には、病理組織学的にアルドステロン産生病変が再定義され(HISTALDO consensus)、一方で臨床面ではステロイドプロファイリングや機械学習を用いた効率的なスクリーニング/診断手法が盛んに検討、報告されています。本レビューでは、Endocrine Society の PA 診療ガイドラインが発行された2016年以降の研究報告を中心にまとめています。その研究成果をもとに次世代の PA 診療がどのように展開されるか、とても楽しみです。



 

米国内分泌学会学術総会(ENDO2021)にて発表を行いました

2021年3月20日-23日にWEB開催された ENDO2021 に参加、最新の研究成果を発表致しました。
手塚先生は、演題 "Human Adrenal Cortical Zone Changes With Aging" で Outstanding Abstract Award を受賞され、Rising Star Power Talks でも発表されました。
以下、演題名と、筆頭発表者による内容のご紹介です。

手塚雄太先生:Human Adrenal Cortical Zone Changes With Aging
手塚雄太先生:The Impact of ACTH on Peripheral Steroids Differs
       between Unilateral and Bilateral Primary Aldosteronism

手塚雄太先生コメント
COVID 流行の影響を受け、ENDO 2021 は "virtual meeting" として開催され、私はミシガン大学での研究を2演題、それぞれポスター、口演で発表させていただきました。今回の演題では、副腎の「機能」であるホルモン分泌動態に注目し、加齢による変化、病態毎のACTH反応性の差異を検討しました。様々な要因の影響を受けて分泌されるホルモンですが、一つ一つ紐解いていくことで、その分泌動態の意味を知り、臨床の現場で診断に役立たせることができます。両演題では、多くの研究者からコメント・質問を頂戴し、興味深い議論をすることができました。他国の研究者と簡単に繋がることができるのは、オンライン学会ならではの楽しみです。



 

新着論文

新着論文1報をご紹介致します。

新着論文
松永 拓先生:The Potential of Computed Tomography Volumetry for the Surgical Treatment in Bilateral Macronodular Adrenal Hyperplasia: A Case Report

Tohoku J Exp Med. 2021;253(2):143-150.
PMID:33658449

共著者である手塚雄太先生による論文紹介はこちらです。

両側副腎皮質大結節性過形成(bilateral macronodular adrenal hyperplasia)はクッシング症候群の原因の一つで、両側副腎からのコルチゾール過剰分泌により、糖尿病や心血管疾患を引き起こします。治療法として、片側または両側副腎摘除の有効性は報告されていますが、手術後の改善度を定量的に評価可能な方法は検討されていませんでした。本症例報告では、医学生時の臨床実習において本症例を担当された松永拓先生の検討により、CT検査での副腎体積評価が手術後の高コルチゾール血症改善度の推測に有用であることが明らかになりました。本知見より、副腎体積評価が両側副腎皮質大結節性過形成症例の手術術式や術後治療決定の一助となることが期待されます。



 

第222回日本内科学会東北地方会にて発表を行いました

2021年2月20日にWEB開催された第222回日本内科学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。
以下、演題名と筆頭演者による発表内容のご紹介です。

大黒顕佑先生:自己免疫性膵炎に対するステロイド維持療法中にIgG4関連下垂体炎を発症した1例

大黒顕佑先生コメント
IgG4関連疾患の一つである自己免疫性膵炎の治療経過中に、IgG4関連下垂体炎を発症した1例を報告しました。下垂体炎は、進行すると視野障害や多尿・口渇といった症状が出現する可能性があり、後遺症を残さないためには早期の診断、治療が重要です。IgG4関連疾患は複数の臓器に病変が出現し得る疾患で、様々な診療科で治療が行われていますが、本症例のように元々治療中であった臓器とは別の臓器で症状が出現することもあり、診療科同士の情報共有が重要と考えます。今後も診療科同士の連携を深め、より早期の診断、治療が可能となるよう努めて参ります。



 

新着論文

新着論文1報をご紹介致します。

新着論文
手塚雄太先生:The Age-Dependent Changes of the Human Adrenal Cortical Zones Are Not Congruent

J Clin Endocrinol Metab. 2021 in press
PMID:33524149

手塚雄太先生コメント
本研究では、臓器移植などの理由により摘出された各年齢層の副腎皮質組織を用いて、「加齢」により副腎皮質のサイズが増大することを初めて報告しました。さらに、副腎皮質三層の解析では、球状層、網状層は年齢とともに縮小傾向である一方、束状層のみ増大しており、束状層の加齢性変化が副腎皮質サイズの増大の主因であることを明らかにしました。また、質量分析計を用いて、加齢による血液中のホルモン濃度の変化も本研究内で示しています。
「加齢」は人体の機能に関わる重要な因子です。本研究では、副腎という一つの臓器内で、層毎に異なる加齢性変化がみられることを明らかにできました。副腎のホルモン分泌動態を理解する上で重要な発見であるとともに、「加齢」では臓器毎だけではなく、臓器の構成部位毎に着目することの重要性を示唆する結果となりました。
本研究は、本学医学部の基礎医学修練でミシガン大学に留学された熱海菜々子さんとの共同プロジェクトとして実験を行いました。



 

第30回日本内分泌学会臨床内分泌代謝 Update にて発表を行いました

2020年11月13日~12月10日にWEB開催されました第30回日本内分泌学会臨床内分泌代謝 Update に参加、最新の研究成果を発表致しました。
以下、演題名と、筆頭発表者による内容のご紹介です。

大黒顕佑先生:コルチゾール値と単純Ⅹ線写真から副腎皮質癌が想起された一例
大黒顕佑先生コメント
高血圧、心不全兆候に対する内分泌学的スクリーニングと、単純X線写真での異常石灰化像から診断が想起された副腎皮質癌の一例を報告致しました。進行した副腎皮質癌は予後不良な疾患であり、早期発見・治療が重要です。医療機関によっては迅速にCT検査などが施行できない場合がありますが、血液検査と単純X線写真から本疾患を疑うことが出来る場合があることを再認識致しました。発表形式がWEBでのプレゼンテーションとなったことで、図らずも通常の学会合評よりも多くの方々に本例のX線写真をご覧頂くことが出来たのではないかと思います。今回の報告のように、副腎皮質癌の早期診断、早期治療に、今後も努めて参ります。

古田銀次先生:アルドステロン産生腺腫にもかかわらず正常血圧を認めた一例
古田銀次先生コメント
正常血圧の片側性アルドステロン産生腺腫の一例を報告致しました。アルドステロン産生腫瘍はアルドステロンを多量に分泌し、低K血症(時に高Na血症)、高血圧症を引き起こす疾患です。多くは、高血圧症を契機に診断へ至り、2次性高血圧症の原因疾患として鑑別の筆頭に挙げられます。しかし、まれに高血圧症を合併せず、低K血症が診断の契機となることもあります。高アルドステロン血症は、脳卒中や心房細動、左心肥大、腎機能低下などの脳心腎血管系合併症を高率に発症することが報告されており、高血圧症を認めなくとも治療を行う必要があると考えられます。高血圧症を認めないものの、難治性の低K血症でお困りの患者様は、ぜひ一度、原発性アルドステロン症の可能性を調べて頂きたいと思います。当科はご開業の先生方より患者様をご紹介頂く機会が非常に多い診療科のひとつでございます。いつでも、当科までご相談を頂ければ幸いに存じます。



 

第24回日本臨床内分泌病理学会学術総会にて発表を行いました

2020年9月25日~10月12日にWEB開催されました第24回日本臨床内分泌病理学会学術総会に参加、最新の研究成果を発表致しました。
以下、演題名と筆頭演者による発表内容のご紹介です。

発表演題名
尾股慧先生:クローン病に合併した腫瘍内循環障害を伴う副腎オンコサイトーマの
一例

尾股慧先生コメント
副腎偶発腫瘍を契機に副腎オンコサイトーマの診断へ至った一例を発表致しました。原因不明な副腎腫瘍ですが、クローン病に合併したことが病態解明に繋がる可能性もあります。複雑な症例でしたので、共同演者としてご指導を頂きました当院各診療科の先生方とも相談しながら診療を進め、無事に手術まで至ることが出来ました。引き続き、内分泌疾患で悩まれていらっしゃる患者様のお力に少しでもなれるよう、当院の様々な診療科とも協力をしながら、一例一例を丁寧に、診療して参りたいと思います。



 

第221回日本内科学会東北地方会にて発表を行いました

2020年9月5日に秋田で開催された第221回日本内科学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

発表演題名
古田銀次先生:重症高血圧症、心不全に対し抗腫瘍療法開始前の支持療法が奏功した副腎皮質癌の1例

古田銀次先生コメント
高血圧、心不全を合併した副腎皮質癌に対して抗腫瘍療法開始前の支持療法が奏功した副腎皮質癌の一例を報告しました。副腎皮質癌では約60%がホルモン産生腫瘍であり、ホルモン過剰に対する治療、降圧などを行うことで合併症のリスクを減らし、生命予後に影響します。生命予後が必ずしも良いとは限らない副腎皮質癌で継続的に抗腫瘍療法を行うためにも、内科治療を並行して行うことが重要であります。これからも副腎皮質癌で困っている患者様に少しでも良い医療を提供できるよう、研鑽を続けてゆきたいと思います。



 

最も引用された論文選

尾股慧先生の2017年の論文が、米国内分泌学会の学会誌の「最も引用された論文選」の第1番目に掲載されました。引用回数の多い論文は、その後の研究に大きな影響を与えた証拠として、高い評価を受け続けます。

尾股慧先生:Aldosterone-Producing Cell Clusters Frequently Harbor Somatic Mutations and Accumulate With Age in Normal Adrenals
PMID:29264530

尾股慧先生コメント
米国留学中の主な業績である論文が、多くの医学者・研究者によって引用され、その後の研究に影響を与え続けることができていることに、大きな喜びを感じます。原発性アルドステロン症の原因に直接迫る内容の研究に携われたのも、研究にご協力いただいた患者様、研究をサポートしていただいた共同研究者の皆様のおかげです。これからも患者様のお役に少しでも立てるように努めてまいります。

学会誌ウェブサイト (https://academic.oup.com/jes/pages/top_cited)



 

新着論文

新着論文1報をご紹介致します。

新着論文
手塚雄太先生:Mineralocorticoid receptor antagonists decrease the rates of positive screening for primary aldosteronism

Endocr Pract. 2020 Dec;26(12):1416-1424.
PMID:33471733

手塚雄太先生コメント
原発性アルドステロン症(PA)診療では、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)の内服は検査結果の不正確性につながるため、検査前の休薬が推奨されている一方、併存疾患などの理由からMRAの内服継続下にPA診断をすすめる症例もしばしば経験されます。しかし、PA診断プロセスにおけるMRA内服の具体的な影響は、これまであまり報告されていませんでした。本研究では、MRA投与前後の血中レニン、アルドステロン値の変化、そしてPAスクリーニング検査結果への影響について検討し、結果、PAスクリーニング検査陽性症例の約半数がMRA内服後にスクリーニング結果が陰性となることが明らかとなりました。このスクリーニング検査の陰性化は、MRAの内服量や併用薬、PAの有無の影響を受けることも分かっています。心血管疾患が全死亡のトップであるアメリカでは、そのキードラッグであるMRAの休薬を避け、内服下にPA検査を実施することも少なくなく、今回の研究結果より、PAスクリーニング検査前の最大限の内服最適化の浸透が望まれます。



 

第219回日本内科学会東北地方会にて発表を行いました

2020年2月22日に仙台で開催された第219回日本内科学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

発表演題名
山並寛明先生:エサキセレノンの術前投与が有効であったアルドステロン産生腫瘍の1例

山並寛明先生コメント
治療抵抗性低カリウム血症を示したアルドステロン産生腺腫の術前にエサキセレノン(ミネブロ®)が著効した一症例を報告しました。エサキセレノンは非ステロイド性の選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬で、ステロイド骨格を有する従来薬よりも少ない副作用を期待されている新規薬剤です。降圧薬として承認され、原発性アルドステロン症に対する有効性にも更なる検討が望まれます。



 

第33回東北副腎研究会にて発表を行いました

2020年1月25日に仙台で開催された第33回東北副腎研究会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

発表演題名
尾股 慧先生:メチロシン継続の判断に迷った悪性褐色細胞腫の終末期の一例

尾股慧先生コメント
東北副腎研究会は、東北地方各県の内分泌科医、及び関連する診療科の医師(泌尿器科医、病理医など)が一同に会して、診断や治療に苦慮した症例を検討する、伝統のある会です。ここでは副腎に詳しい放射線科の先生や副腎病理の先生にもご参加いただき、症例を詳細に討論しております。今回、我々は、悪性の褐色細胞腫に対し、カテコラミン合成阻害薬であるメチロシンを投与した症例を提示しました。終末期にメチロシンの投与を継続するかどうかの判断に大変苦慮した症例で、今後も同様の症例が全国各地で経験されることになってゆきますので、多くの内分泌科医や関連診療科の先生方とともに、終末期褐色細胞腫の診療の今後のあるべき姿を議論することができました。今後も、内分泌疾患で苦しまれている患者様に少しでも良い診療をお届けできるよう、努めて参ります。



 

手塚先生が東北医学会奨学賞を受賞されました

手塚雄太先生が、2020年1月16日、東北医学会奨学賞を受賞されました。手塚先生は当科入局時より内分泌グループに所属、大学院在学中に、診療に精力的に携わられると同時に、臨床基礎研究にも尽力され、この度の受賞へ至りました。手塚先生は現在、ミシガン大学へ留学され、引き続き、最先端の副腎、高血圧研究を継続中です。


受賞研究
手塚雄太先生:アルドステロン産生腺腫における18-オキソコルチゾール産生機序とKCNJ5体細胞性変異の影響


手塚雄太先生コメント
内分泌グループでは、高血圧症や代謝異常を引き起こす副腎疾患をはじめ、下垂体や副甲状腺など、幅広く内分泌疾患を診療しています。大学院時代の4年間、私も病棟医として数多くの症例の診療に従事し、そこで得られた経験、知見を国内外の学会で発表させていただきました。中でも、原発性アルドステロン症については、原因となるアルドステロン産生副腎皮質腺腫において、新規病型診断マーカーと期待されているホルモン、18-オキソコルチゾールが産生される機序の解明に取り組み、その成果をHypertension誌に報告することができました。今回、このような素晴らしい賞を受賞することができ、大変嬉しい限りです。今後も、当分野の強みを活かしたオリジナリティのある研究を発信し、内分泌疾患診療に貢献できるよう頑張りたいと思います。最後になりますが、ご指導いただきました先生方、当分野の診療に携わられている皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。



 

第27回日本ステロイドホルモン学会学術集会にて発表を行いました

2019年11月2日に浜松で開催された第27回日本ステロイドホルモン学会学術集会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

尾股慧先生コメント
東北大学は、1957年に鳥飼教授が日本で初めての原発性アルドステロン症の症例を報告してから、現在に至るまで、数多くの患者様を診療してまいりました。副腎に腫瘍を持たない原発性アルドステロン症である「特発性アルドステロン症」の症例も多く経験しておりましたが、その原因は長らく不明のままでした。我々は、米国におけるアルドステロン診療・研究の中心の一つであるミシガン大学との共同研究で、「特発性アルドステロン症」ではアルドステロンを産生する小結節が多発しており、そこで体細胞遺伝子変異が生じていることを世界で初めて発見し報告しました。その反響は大きく、今回のシンポジウムでも浜松での招待講演の機会をいただきました。共同研究にご協力いただきました先生方に感謝するとともに、今後も様々な内分泌疾患で苦しんでいる患者様の診療に努め、病態を解明し、一人でも多くの患者様を救えるよう、努めてまいります。


発表演題名
尾股 慧先生:原発性アルドステロン症の細胞学的・分子学的発症機構


 

第42回日本高血圧学会総会にて発表を行いました

2019年10月25日-27日に東京で開催された第42回日本高血圧学会総会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

森本玲先生コメント
原発性アルドステロン症の診断治療において必須の検査となる、アルドステロンとレニンの測定は、現在、大きな変革の時を迎えております。この度、本学において産学連携にて新規開発した迅速検査法に基づき、2016年11月に導入以降の自験結果を前向きに解析し、本年4月に発表となった「高血圧治療ガイドライン 2019」(日本高血圧学会)に示されている診断ステップに沿った診断能を報告致しました。引き続き、原発性アルドステロン症や高血圧症に関する、最新の診断検査法を患者様へご提供出来る様、研究を進めて参りたいと存じます。末筆ながら、当院へ、高血圧症や原発性アルドステロン症の患者様を多数、ご紹介頂戴しております。仙台、宮城県、東北地方、そして、全国の多くの連携医の先生方へ、厚く御礼申し上げます。

小野美澄先生コメント
原発性アルドステロン症診断は日々進歩しておりますが、近年アルドステロンやレニンの迅速診断系が開発されまして、結果が判明するまで従来5-7日間要していたものが、約10分で結果を得られるようになりました。これは臨床の現場においては重大な進歩で、我々の診療スタイルも変化しました。今回はこの迅速診断キットを導入してからの迅速ACTH負荷試験を解析し、どのように診断と治療を進めれば良いかの一つの道筋を示すことが出来、成果発表しました。全国の先生方にも興味を持って質問や提案をいただきまして、今後の研究や診療のヒントを得ることが出来ました。

尾股慧先生コメント
原発性アルドステロン症の治療方針の決定のためには、副腎静脈サンプリング検査が欠かせませんが、これは造影剤(ヨード造影剤)を使用する検査です。原発性アルドステロン症の患者様は、腎機能が障害されやすいため、腎機能障害と相性の悪い造影剤が使いにくい症例が多くあります。また、ヨード造影剤そのものにアレルギーがあり、副腎静脈サンプリングを受けたくても通常の方法では受けられない患者様もおります。そこで我々は、以前から、ヨード造影剤ではなく二酸化炭素を使用した副腎静脈サンプリングを実施しています。二酸化炭素を使用した副腎静脈サンプリングは、ヨード造影剤と比較して静脈の確認が難しいですが、当院では年間100件を超える世界有数の経験を生かして、本例のように、カテーテルのカニュレーション(挿入)を成功させています。本例のような症例が蓄積することで、少しでも多くの患者様の希望となるよう、学会で広く報告したとともに、引き続き患者様のための診療に邁進してまいります。


発表演題名
佐藤文俊先生:高尿酸血症を合併した高血圧患者における
       新規キサンチンオキシダーゼ阻害薬フェブキソスタット・
       トピロキソスタットの腎保護作用の解析
森本 玲先生:迅速診断法を活用した原発性アルドステロン症の
       スクリーニングと診断
小野美澄先生:原発性アルドステロン症診断におけるアルドステロン迅速測定
       キット導入後の迅速 ACTH 負荷試験経時解析
尾股 慧先生:二酸化炭素造影を用いた副腎静脈サンプリングの検討


 

第39回日本内分泌学会東北地方会にて発表を行いました

2019年10月19日に福島で開催された第39回日本内分泌学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

尾股慧先生コメント
維持透析患者に合併した褐色細胞腫と大動脈弁狭窄症の症例を経験しました。褐色細胞腫も大動脈弁狭窄症もいずれも手術加療が必要な病態でしたが,安全な手術加療を行うために当院の計6診療科で本例のための合同カンファレンスを開催しました。結果的に心イベントなく褐色細胞腫の手術加療を先行させることができ,大学病院ならではの集学的な診断と治療に成功した一例でした。褐色細胞腫・大動脈弁狭窄症・維持透析患者の全てを合併した症例報告は,日本に数例もなく,今後,同様の症状で困っている患者様を治療する上で,成功症例の一つとなりました。


発表演題名
尾股 慧先生:長期維持透析中に罹患した大動脈弁狭窄症の術前に診断された
       褐色細胞腫の1例


 

第218回日本内科学会東北地方会にて発表を行いました

2019年9月28日に青森で開催された第218回日本内科学会東北地方会に参加、最新の研究成果を発表致しました。


山並寛明先生コメント
先天性副腎過形成は本邦において出生約 18,000~19,000 に 1 人 の割合でみられる先天性疾患ですが、1989年に新生児マス・スクリーニングが開始されて以降、男児における診断数が増加しており、そこには今まで見逃がされていた男性の軽症例の存在が示唆されています。壮年男性の無症候性両側副腎腫大においては、特に新生児期の病歴が明らかでない場合、腫瘍性疾患などの一般的鑑別のほか、本疾患も念頭に置く必要性を改めて認識した教育的症例を発表させていただきました。

荒瀬充先生コメント
悪性褐色細胞腫の末期ではカテコールアミン分泌による高血圧、頭痛、動悸、便秘など様々な症状を引き起こします。今回発表した症例では本邦での使用例がまだ少ないカテコールアミン合成阻害薬のメチロシンによって悪性褐色細胞腫の様々な症状を緩和することができた貴重な症例について発表させて頂きました。

発表演題名
山並寛明先生:偶発的に発見された両側副腎腫大で腫瘍との鑑別を要した
       先天性副腎過形成の1例
荒瀬 充先生:重度便秘にメチロシンが著効した悪性褐色細胞腫の1例


 

第5回東北 Aldosterone 研究会にて発表を行いました

2019年8月31日に東北大学星稜オーディトリアムで開催された第5回東北 Aldosterone 研究会に参加、最新の研究成果を発表致しました。

尾股慧先生コメント
本症例は重症の原発性アルドステロン症であり,副腎静脈サンプリングで典型的な片側性病変と診断しました。術前の内科治療として,最近上市された第3世代ミネラルコルチコイド受容体ブロッカー「エサキセレノン(ミネブロ)」を投与した,当院初の手術症例となります。本研究会では,本学病理診断学分野の笹野教授に手術標本を直接見ていただきながら,エサキセレノン術前投与の影響などを詳細に検討致しました。当院では初のエサキセレノン投与手術例であり,参加者からも多くの質疑を頂き,今後のより良い診療に活かせる有意義な検討となりました。


発表演題名
尾股 慧先生:術前にエサキセレノンを使用した原発性アルドステロン症の検討


 

第217回内科学会東北地方会にて発表を行いました

2019年6月22日に開催された第217回内科学会東北地方会(仙台)に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
安在健先生:中足骨骨折を契機に骨粗鬆症と軽度高カルシウム血症を指摘された1例


 

ISARSH 2019 を開催致しました

2019年5月11日-12日、佐藤文俊特任教授を会長として International Symposium of Aldosterone and Related Substances in Hypertension 2019 (ISARSH 2019)(仙台国際センター)を主催致しました。アルドステロンの基礎及び臨床研究における世界的リーダー、フロントランナーの先生方を、国内はもとより、海外からも約20名をお招きし、2日間に亘り、最新の研究成果に関する発表や活発な討論を行いました。御参加いただいた先生方および関係者各位に御礼申し上げます。 当科からも最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
佐藤文俊先生:Aldosteronism ~history and clinical devices update in
       Tohoku University~
手塚雄太先生:The significance of KCNJ5 mutation in aldosterone-
       producing adenoma on 18-oxocortisol synthesis

受賞者一覧(PDFファイル)


 

第92回日本内分泌学会学術総会にて発表を行いました

2019年5月9日-11日に開催された第92回日本内分泌学会学術総会(仙台国際センター)に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
佐藤文俊先生:原発性アルドステロン症患者の手術治療と薬物治療では何が重要か?
佐藤文俊先生:原発性アルドステロン症診断・高血圧治療における
       高感度レニンアッセイ法の臨床的意義
佐藤文俊先生:Safety/tolerability and efficacy of osilodrostat in Japanese
       patients with endogenous Cushing syndorome except
       Cushing disease: results from a phase 2 study
森本 玲先生:Segmental AVS から考えるアルドステロン分泌動態の多様性;
       PA Sendai Study レジストリーの解析より
森本 玲先生:原発性アルドステロン症における迅速アッセイの活用と課題
小野美澄先生:アルドステロン産生腺腫における KCNJ5・ATP1A1・ATP2B3・
       CACNA1D体細胞変異陽性各群の病理組織学的定量解析
小野美澄先生:Histopathological analysis for aldosterone producing
       adenoma with somatic mutations
       (KCNJ5, ATP1A1, ATP2B3, and CACNA1D),
       using digital image analysis software
尾股 慧先生:高血圧患者における副腎アルドステロン産生の検討
尾股 慧先生:Somatic mutation in hyperaldosteronism
手塚雄太先生:原発性副甲状腺機能亢進症の周術期増悪リスク
白鳥ベアタ先生:A case of retroperitoneal solitary fibrous tumor


 

SICEM 2019 にて発表を行いました

2019年4月18日-21日にソウルで開催された 7th Seoul International Congress of Endocrinology and Metabolism (SICEM 2019) に参加、尾股慧先生が Invited Speaker として招待講演を行いました。


発表演題名
尾股 慧先生:Subclinical Autonomous Aldosterone Production in
       Hypertensive Patients


 

医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2019名古屋にて
発表を行いました

2019年4月27日に開催された医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2019名古屋に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
松永 拓先生:潰瘍性大腸炎を合併した両側大結節性副腎皮質過形成の一例


 

米国内分泌学会学術総会(ENDO2019)にて発表を行いました

2019年3月23-26日にニューオーリンズで開催された ENDO 2019 に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
佐藤文俊先生:Renal Protective Effects Of Topiroxostat And
       Febuxostat In Hypertensives With Hyperuricemia
手塚雄太先生:A Perioperative Risk for Exacerbation of Hypercalcemia
       in Primary Hyperparathyroidism


 

第29回日本間脳下垂体腫瘍学会

2019年2月22-23日に開催された第29回日本間脳下垂体腫瘍学会(大阪)に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
工藤正孝先生:再発を繰り返す頭蓋咽頭腫のための集学的治療
        - 成長ホルモン補充療法の意義と管理 -


 

第32回東北副腎研究会

2019年1月26日に開催された第32回東北副腎研究会(仙台)に参加、最新の研究成果を発表致しました。


発表演題名
尾股 慧先生:カテコラミン過剰症状の安定的なコントロールが困難な
       悪性褐色細胞腫の一例


 

次へ

Top | Home